ぱそこんドクター診療所
いつも使っているプリンタが急に印字が出なくなった。
印刷された字が「カスカス」で全く読み取れない。
「ノズルの詰り」だと思い、クリーニングしてテスト印刷する。でも「カスカス」。
プリンタに付属するユーティリティをひと通り実行してみたが結果は同じ。
全色が出てこないので、これは「インクがなくなった」と思った。
しかし、インクの残量表示は「空」を示してはいない。
これは、「手に負えない」と判断して、プリンタを量販店の修理部門へ持ち込んだ。
「お客さん。これは『カートリッジ取替え』ですね。修理するより買った方が安いですよ」(受付担当者)
「本当かな~??」(筆者)
他の量販店でプリンタが並んでいるフロアに行って、担当者に訊いてみた。
「インクが固まっているかもしれない」ということで「洗浄液」を薦めてくれた。
同封されたスポイトを使って液をヘッドに垂らす。しかし、結果はダメ。
「ここまできたら・・・」と開き直った。
どうせ買い換えるなら「仕組みがどうなっているか調べてやれ!」・・・
すると、カートリッジはいくつかの部品に分解できた。
「あれ~。もしかして、ここのメッシュ部分を洗浄したら・・・」
開き直りの強みから、水道水を出しっぱなしにしてその部品を洗ってみた。
黒・ピンク・青色等のインクがどんどん流れ出してくる。
インクが出なくなったところで、部品の洗浄をやめて一時間程乾かした。
その後、プリンタに装着してテスト印刷。
結果は、大成功!
量販店担当者の回答を受け入れていたら?万円の損をしていたところだった。
これで、また自分の知識が広がった。
パソコン・ハードディスク等も同じような経験で、知識を広げていった。
今、ボランティアで一般向けの「ぱそこんドクター診療所」を開設している。
患者さんにはこう言っている。
「量販店で『もうダメです』と言われたら、『ダメ元』で私にお声を掛けてください」
患者さんのパソコン・ハードディスク・プリンタ・ファイル等が生き返っている。
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